「食べなければ痩せる」は本当?管理栄養士が教えるダイエット中の食事の考え方
「ダイエットするなら、食べなければいい」
そう思ったことはありませんか?
体重を減らしたいと思うと、食事の量を減らしたり、ご飯やお肉を抜いたり、とにかく「食べなければ痩せる」と思ってしまう人もいるかもしれません。
たしかに、食事から摂るエネルギーが減れば、体重が減ることはあります。
でも、ダイエットで大切なのは、ただ食事を減らすことではありません。
今回は管理栄養士のなるせが、ダイエットと食事について考えてみます。
1.「食べなければ痩せる」は本当?
体重を減らすためには、基本的には消費するエネルギーよりも、食事から摂るエネルギーが少ない状態を作る必要があります。
だからといって、
「じゃあ、できるだけ食べなければいい!」
というわけではありません。
私たちの体は、エネルギーだけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素を必要としています。
食事量を極端に減らしてしまうと、必要な栄養素まで不足してしまう可能性があります。
2.ダイエットで大切なのは「減らす」だけじゃない
ダイエットというと、
「ご飯を抜く」、「お肉を食べない」、「お菓子は絶対に食べない」
など、「何を減らすか」に目が向きがちです。
でも、私が管理栄養士として大切だと思うのは、「何を食べるか」を考えること。
例えば、主食だけで済ませるのではなく、
主食+主菜+副菜
を意識してみる。
ご飯などの主食からエネルギーを摂り、肉・魚・卵・大豆製品などからたんぱく質を摂る。
さらに、野菜やきのこ、海藻などを組み合わせる。
こうすることで、さまざまな食品から栄養素を摂ることができます。
3.「抜く」より「組み合わせる」
ダイエット中だからといって、特定の食品を完全に抜く必要があるとは限りません。
例えば、
「ご飯は太るから食べない」と考えるのではなく、
「ご飯の量を自分に合った量にして、主菜や副菜も組み合わせる」という考え方に変えてみましょう。
食事は「食べる・食べない」の二択ではありません。
量や組み合わせを考えることも、ダイエットの大切なポイントです。
4.ダイエット中の食事で意識したいこと
私がおすすめしたいのは、まずこの3つ。
① 主食を極端に抜かない
ご飯、パン、麺などの主食は、体を動かすためのエネルギー源になります。
極端に抜くのではなく、食べる量を調整することを考えてみましょう。
② たんぱく質を意識する
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などには、たんぱく質が含まれています。
ダイエット中も、食事全体のバランスを考えながら取り入れたい栄養素です。
③ 野菜・きのこ・海藻もプラス
野菜やきのこ、海藻には食物繊維などの栄養素が含まれています。
いつもの食事に一品プラスするだけでも、食事の組み立てを変えるきっかけになります。
5.我慢しすぎるダイエットは続く?
ダイエットを始めると、
「お菓子は絶対に食べない」
「夜は何も食べない」
「大好きなものも我慢する」
など、最初から厳しいルールを作ってしまうことがあります。
でも、食べたいものをずっと我慢していると、かえって食べたい気持ちが強くなってしまうことも。
そして、我慢した反動で、普段なら食べないようなものを、夜遅い時間にたくさん食べてしまう……なんてこともあります。
「食べないようにする」ことだけを頑張るよりも、無理なく続けられる食べ方を考えることが大切です。
好きなものを完全に禁止するのではなく、食べる量やタイミングを考えたり、ほかの食事とのバランスを調整したりする。
我慢することだけが、ダイエットではありません。
どうしても間食したくなったときは、最初から「絶対に食べない」と決めるのではなく、食べる量を決めたり、個包装の商品を選んだりするのも方法のひとつです。
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7.まとめ
「食べなければ痩せる」という考え方だけでダイエットをすると、必要な栄養素まで不足してしまう可能性があります。
ダイエットでは、単純に食事を減らすのではなく、
- 主食
- 主菜
- 副菜
を基本に、さまざまな食品を組み合わせることを意識してみましょう。
ダイエットは「食べないこと」ではなく、「自分に合った食べ方を考えること」。
無理に我慢するのではなく、続けられる食事を少しずつ見つけていきましょう。
